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イギリス人同士の会話についていけない理由:表現編

  • Writer: Shigeri Nishide
    Shigeri Nishide
  • 2 days ago
  • 4 min read
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「ネイティヴと一対一で話しているときは理解できるのに、ネイティヴ同士が話している会話だと、さっぱりわからなくなってしまう」という声をよく耳にします。その理由は様々ですが、一対一の会話の時、相手に合わせて話してくれるから、というのが理由の一つです。

 

相手に合わせる方法は色々ありますが、ここでは使う表現について。日本語でも、日常会話では「さようなら」の代わりに、口語的な「またね!」などと言う場合もあります。また、状況や話す相手によっては「では、また」という場合もあります。


英語でのネイティヴ同士の会話で普通に使われる、「またね!」のような口語的な表現に慣れていないので、簡単な内容の会話でもさっぱりわからないという場合がでてくるわけです。

 

ここでは、イギリス英語特有、又はアメリカではあまり使われない表現を中心にご紹介しています。自分で使う必用はありませんが、日常会話でよく耳にしますのでサラッと目を通して頭の片隅に残しておくだけでも、役立つ可能性大です。

 

ネイティヴ(イギリス人)が日常的に普通に使う表現

 

(You) alright?

 

これは、誰にも会わなかったという日以外、ほぼ毎日聞くのでは?という表現。「Hi/Hello」代わりに使い、「大丈夫?」と聞いているのではありません。「こんにちは」と言われたら「こんにちは」と返せばいいのと同じように、「(You) alright?」と言われたら「(You) alright?」と返せばOK。場合によっては、「Yeah, you?」というような返事が返ってくる場合もありますが、それに対する返事も「Alright」だけで大丈夫です。

 

Fair enough.

 

相手が言ったことに同意したり、妥当だと思った時に使える表現。

 

「Sorry, but I’m a bit too busy to help you.」「I think we should split the bill.」などと言われ「OK」や「That’s fine.」の代わりに「Fair enough.」と言えます。

 

I’m not being funny, but …

 

言いにくいことや少しネガティヴに聞こえるかもしれないような事を言う場合に使える表現。悪気もなければ、からかっているわけでもないという事を先に言っておく感じです。ちなみに、funnyは面白いという意味以外に、strange, a bit crazy, difficult to explainなどの意味もあります。

 

I’m not being funny, but did you put sugar in the curry instead of salt?

 

crack on

 

仕事やプロジェクトなどを終わらせるために、どんどんさっさとやる(work hardする)。

 

A: We need to finish this by the weekend.

B: OK. Let’s crack on.

 

Hang on (a sec).

 

「ちょっと待って」の意味で、Hold onとも言います。アメリカ英語ではHold onの方が一般的なようです。

 

It’s not the end of the world.

 

何か悪いことがあって、落ち込んだり動揺したりしている人(又は自分自身)に言うセリフで、最悪なことではないということを言い聞かせる表現。

 

A: I lost my job. What am I going to do?

B: it’s not the end of the world. You’ll find a new job.

 

get around to

 

(ずっと)やろうと思っていたことをするという意味。やろうと思っていてまだできていないなど、否定文でもよく使われます。

 

I meant to clean my room yesterday, but I never got around to it.

 

I finally got around to cleaning my room today.

 

Fancy a/some..?

 

「Do you want a/some…?」の意味。アメリカではまず使われませんが、イギリスでは頻繁に耳にします。

 

Fancy a bite to eat?

Fancy some biscuits?

 

pop out/in/by etc.

 

短時間、気軽にどこかに行くという意味で、「ちょろっと行く/寄る」という感じの時に使います。

 

I’m popping out to get some milk.

Mel popped into the shop on the way home.

Can I pop by (= visit you) this afternoon?

 

take the mickey (out of me, her, him, etc.)

 

「からかう」

 

Stop it! You’re always taking the mickey out of me.

I wasn’t serious - I was just taking the mickey.

 

mickeyを短縮してmickという場合もあります。

 

I wasn’t serious – I was just taking the mick.

 

muck about

 

仕事など集中して何かをしなければいけない場面でふざける。

 

Stop mucking about and pay attention!

 

get on with it!

 

相手を急かすときに使う表現。

 

Stop mucking about and just get on with it!

 

take after

 

家族の誰かに似ている。take care, look after(誰かのお世話をする)と同じだと思ってしまう方も多いので要注意。

 

I take after my mum. (母親似)

 

not my cup of tea

 

物などが自分の好みではない。

 

Football isn’t my cup of tea – I prefer tennis.

  

in a pickle

 

解決策がない、またはすぐに思いつかない、どうしていいかわからない状況。

 

I had a job interview in a restaurant and my current boss was sitting at the next table – I was in a pickle.

 

donkey’s years

 

「a very long time」という意味。

 

I haven’t seen John for donkey’s years.

 

時には、yearsを省略して「donkey’s」だけ言うときもあります。

 

I haven’t seen John for donkey’s.

 

faff about/around

 

必要ないことをして時間を無駄にする

 

I was faffing about online all afternoon and got nothing done.

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