今まで聞いた事がないと思っていた表現でも、一度気づいて意識にのぼると、結構使われている事に気づくという経験は今まで何度もあり、一番最近の経験は「Cherry-pick」という表現です。
先日、ドラムレッスン中に、 Led Zeppelinの「Black Dog」という曲を練習してた時、先生が「ここからは、違う所をcherry-pickしていけるからもうすぐ終われるよ」と言いました。
この曲の先は今まで練習したパターンとほとんど同じで、数か所違うパターンの所があるだけだと知っていたので、「ここからは、まだ習っていない所だけをピックアップして練習するんだなぁ」と言う事はわかりました。でも、cherry-pickという表現は今まで聞いたことがなかったので、早速メモ。(Update: 先日、生徒さんからこのCherry-pickという表現は日本語になっていると聞き、チョットびっくりしました - 2018年4月)
その後2−3日間、時々この事を思い出し、「よく使う表現は個人差があるし、マーク(ドラムの先生)は、cherry-pickというのをよく使う人なのかなぁ?今まで聞いたことないよなぁ」などなどと思っていたものの、すっかりその事を忘れていました。
そんな中、昨日テレビを観ていると、売れそうにない大量のりんごを使ってアップルパイを焼く準備をしている場面があり、その人が、「中が茶色いから使えないのも沢山あるけど使えるものをcherri-pickして作る」と言ったのです。「あ!言ってる!」と感動した私。「りんごをcherry-pickするって言うの面白いなぁ」と思ったと同時に、ここ1ヶ月間で2回聞いた表現を、それまで一度も聞いたことがないという可能性はまずないだろうとも思いました。きっと、耳にしたことはあっても、気づいていなかったんでしょう。
スティーヴに聞いてみると、cherry pickerっていう機械もあるというので、グーグルイメージで写真を検索すると、高い所の修理などをする時に使う乗り物が沢山出てきました。こういうのをCherry pickerって言うんだ!とまたまた感動。日本語ではなんて言うのかな?と思い調べると、「人を上げ下げする移動クレーン」とありました。きっと、ちゃんと名前があるのでしょうが、それを書いても分かる人が少ないのでしょうか?
そして、肝心のcherry-pickをググってみると「selectively choose (the most beneficial or profitable items, opportunities, etc.) from what is available」との事。この表現、今後「Black Dog」を演奏する度に思い出しそうです。
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