冠詞といえば、日本人が苦手意識を持っているものの一つ。間違えても意味が伝わる場合がほとんどですが、できれば正しく使いたいものです。
そこで、冠詞の使い方を4つに分けてご総会することにしました。
Part 1:冠詞の使い方:基礎(このページ)
Part 2:不定冠詞a/anを使う場合
Part 3:定冠詞theを使う場合
Part 4:冠詞を使わない場合:無冠詞
冠詞についての本や文法書数冊を参考にしてまとめましたので、「この場合は、どうだったけ?」と思う時など、参考にしていただければ嬉しいです。
どの冠詞を使うかの基礎
1.定冠詞theを使うのは、特定の物/人の話、どれ/誰のことを言っているのかはっきりしている場合です。詳しくは、「定冠詞theを使う場合」の1番をご覧ください。
2.不定冠詞a/anは、数えられる単語で、特定のもの/人のことを言っていない場合や、どれ/誰のことなのかわからない場合で、単数形の場合に使います。
I need a pen. ペンが一本あればいいので単数形
I need pens.
I need some/a few/two pens.
3.同じ単語でも、数えられる場合と数えられない場合がある名詞があり、数えられない意味の場合a/anや複数形は使わない。
Yuck! There’s a hair in my curry. 髪の毛一本
Jane has lovely long hair. 頭に生えている髪全体は数えられない
This is a nice room. It’s light and airy. 部屋は数えられる
There isn’t enough room for a king-size bed. スペースは数えられない
4.上記のルールによって冠詞を使うかが変わる。この単語はaを使い、これはtheを使うという場合もありますが、名詞の多くは、上記のルールによって、どの冠詞を使うかが変わります。
数えられる単語:人参の場合
I bought a carrot.
この世の中に沢山ある人参のうち一本(どの人参か言っていない)
The carrot I bought yesterday was fresh.
私が昨日買った人参一本(どの人参かを言っている)
I used the carrots you gave me.
あなたからもらった人参数本(どの人参かを言っている)
Carrots are good for you.
一般的な人参の話だと冠詞なし
Could you get some carrots from the supermarket?
人参(というもの)数本
数えられない単語:コーヒーの場合
I love the coffee this cafe serves.
このカフェのコーヒー(どのコーヒーか言っている)
I drink coffee to wake me up.
コーヒー一般
Would you like some coffee?
コーヒー欲しい?
例外:飲み物(数えられない)でも、a cup of、a glass of などの意味でa/anを使う場合もある。特に、カフェなどで注文する時はこのパターンが多い。
Would you like a coffee?
Can I have a latte, please?
I’ll have an orange juice, please.
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