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日本で聞いた英語


11月半ばから3週間ほど一時帰国していました。その間、日本語になっている英語の言葉で気づいたこと、また、日本の空港で聞いた英語のアナウンスで、気になったことをご紹介したいと思います。


1. 複数形など、最後のsについて


Minions/ミニオン


一時帰国中、ハリー・ポッター好きのお友達が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたいとのことだったので、一緒に行ってきました。お友達が、「ミニオンも見に行こう!」と言った時、私は「ミニオン」という響きに違和感を感じました。「ズ」がない!


Minions映画のキャラクターで固有名詞的にはなっていますが、もともと英語のminionは、ボスなどに言われた事に何でも従う人のような意味の単語です。私の辞書にはこう書いています:


Noun (countable usually plural):someone’s minions are the people who just obey their orders and do unskilled work – used humorously.


Minionは数えられる名詞で、その上、複数形で使われるのが普通なので、英語で「minion」と聞く場面は少ないのです。それにしても、「ズ」がないだけでこれほど響きが違うんだという事を実感し少し驚きました。


日本語は「ミニオン」なので、それでいいのですが、英語で言う時には「ズ」を忘れないようにしてください。


Cornflakes/コーンフレーク


ミニオンで違和感を感じた数日後、朝食用のシリアルを買うためにスーパーへ。2階もあったので聞いたほうが早いと思い、聞いてみると、まず「シリアル」では分ってもらえませんでした。で、「コーンフレークみたいなのです。」と言った瞬間「あ、日本語でいうとコーンフレークだ!(「ス」がない!)」と思いました。


英語では、cornflakesと言っているのですが、日本語だとコーンフレークと言う私。これは、日本にいる頃から コーンフレークという単語をカタカナで日本語として覚えていて、よく使っていたからだと思います。きっと、日本語は「コーンフレーク」英語は「cornflakes」だと頭の中で無意識に区別して使い分けているのでしょう。


一方、Minionsは、それまで日本語で聞いたことも文字を目にしたこともなかったので、日本語でどう言うか知らなかったということになります。日本語は、知ったらすぐ使えるんだな!と思ったのが、その後日本語では自分でも平気で「ミニオン」と言っていました。でも英語では「Minions」と言わないと気持ちわるいです。


Jack Daniel’s/ジャック・ダニエル


またその数日後、お友達の家でディナーをごちそうになりました。食事のあと、ご主人がお酒を勧めてくれました。


ご主人: ジャック・ダニエルは飲みますか?

私: ジャック・ダニエルって言うんだ!

友人: うん、ジャック・ダニエル。なんて言うの?

私:   ジャック・ダニエルズ

友人: へえ、私もこれからジャック・ダニエルズって言おう!

この時ご主人は、「ダニエルでもダニエルズでも美味しさに変わりはない」と言っているかのような笑みを浮かべていました。


Jack Daniel’sは日本にいた時から知っていましたが、日本ではあまり聞かなかったし使わなかった単語なので、この単語を耳にした回数は英語の方が圧倒的に多く、日本語のジャック・ダニエルを忘れていたのかな?と思います。


今気づきましたが、Google Mapsも日本語では、「ス」がないグーグル・マップですね。ググってみると、iTunesは「ズ」があったりなかったりのようです。


ビートルズなど、バンドの名前はカタカナでも「ズ」が残っている場合が多いようです(The無視されていますが)。「ズ」や「ス」をつけるかどうかって何か決まりがあるのでしょうか?


そう言えば、私が小学生の頃に超人気だったピンク・レディーがアメリカのテレビ番組に出演した時、二人なのにどうしてPink Ladiesではないのかと質問されたそうです。英語圏の人にとっては、不思議なのでしょうね。


2. 日本での英語のアナウンス


日本(大阪)では、電車や地下鉄でのアナウンスや表示が、日本語と英語だけではなく、中国語や韓国語もあって少し驚きました。車内でのアナウンスは、録音されているもので英語もはっきりゆっくり目に発音されていて、わかりやすい発音でした。


日本の空港でも日本人の方の英語のアナウンスをよく耳にします。わかりやすくアナウンスしている方もたくさんいらっしゃいますが、早すぎるなと感じることが多く、今回関空で聞いたアナウンスも、非常に早かったです。


5−6人の名前を呼び、12番カウンターにお越しくださいと英語で言っているのですが、肝心の名前とカウンター番号の12もとても早くて、「これでわかるのかなぁ?」と心配になってしまいました。このアナウンス、結構長時間にわたり、何度もずっと同じ人の名前を呼んでいたので、よけいに気になりました。


関空のアナウンスをなさっていた方だけではなく、私達日本人はどうも英語を早く発音しようとする傾向があるようです。早くてもいいのですが、強弱(長短)の差があまりないのに、早く喋ろうとすると、すべての音節が短くなってしまい、肝心な単語も聞きとりにくくなります。


同僚に「もう少しゆっくり喋って欲しい」と言われたことがあるという生徒さんも少なくありません。スラスラ喋れるから余計に早くなってしまうのかもしれませんが、そういう方こそ、強弱のリズムをしっかりマスターすることで、より自然で伝わりやすい英語になるはずです。


レッスン中でもお話していますが、ネイティヴの英語が早く聞こえるのは、弱い音節が短いからです。そして、一語一句聞き取れていないのに、大体の意味がわかる時があるのは、ネイティヴは強い音節をきちんと発音しているからです。空港のアナウンスの例で言うと、「… Mark Smith … come… Gate 12.」を伝わるように発音すると、他があまり聞こえなくても意味がわかるのです。


早く喋っていることに気づいていない方も多いので、自分は違うと思っても、ゆっくり落ち着いて発音し、強弱(長短)を意識し、メリハリのある発音を目指すことをおすすめします。

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