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なぜか、つい言ってしまう 'n'


言うつもりはないし言っている事に気づいていない口癖の様なものはほとんどの人にあると思います。私が自分で自覚がある口癖は ’チョット’ です。「チョット発音してみて下さい。」や「チョットやってみてください。」など、頻繁に使っている事は分かっているのですが、つい言ってしまいます。


レッスン中、生徒さんが文章を発音する時に、無意識につい言ってしまう音は、なぜか /n/ がほとんどです。

例えば、’I'll be half an hour late, I'm afraid.' という文章を発音する時に、間違えてしまう部分の多くは 'half an hour' の部分です。/hɑːfənaʊə/ という発音なのですが、間違う場合は、ほぼ100%の生徒さんが /hɑːfnənaʊə/ と発音なさいます。その上、ほとんどの生徒さんはそれに気づいていません。


初めは、’an hour' を /ənaʊə/ の様にくっつけて発音する時、どこかで /naʊə/ と言わなければという意識からつい /n/ を2回言ってしまうのかと思っていました。ところが、'for a''two occasions' のように、/n/ が全く関係ない場合でも /fənə/ や /'tu:nəˈkeɪʒənz/ のように発音してしまう方が沢山いらっしゃいます。


Connected speechを勉強した後なら、'for a' の場合、/fərə/ という発音になり、’for' と 'a' の間に /r/ を発音するという意識から、間違えて /n/ を発音してしまう場合もあるかもしれませんが、Connected speechを勉強した事がない方でも、必要ない場所で /n/ を発音する場合が多々あります。


もしかしたら、普段ネイティヴの英語を聞いている時、’an' や 'and' などの単語のシュワの音が聞こえず、 /n/ だけ聞こえ、意味不明な /n/ を無意識に真似ているのかもしれません。

それに、日本語なら「う(w)お〜!」「い(y)おう(硫黄)」などと言う時、自然に /w/ や /y/ の音が入るのに、英語で自然に発音し難い部分で上記の理由も手伝って、つい 'n’ を言ってしまうという可能性もあります。


本当の理由は分かりませんが、自分では気付かずに言ってしまう /n/ 。他の人が言っていると気づく場合が多いので、時折自分の声をレコーディングして客観的に聴いてみる事をおすすめします。/n/ は言わないけど、いつも疑問文の様に文尾でイントネーションが上がる場合(これもよく耳にします)など、他にも自分の癖に気づくかもしれません。

私の「チョット」のように、自覚している口癖でもつい口から出てしまいます。「チョット」は単語ですが、/n/ は一瞬の舌の動きで出てしまう一つの音ですから、自覚があっても改善しにくいかもしれません。つい、/n/ と言ってしまう事に気づいたら、/n/ と言わないように練習するのではなく、文章を全て正しく発音する事を目指し、ゆっくり、ゆっくり一つ一つの音を意識して発音する練習を続けていけば、成果は出るはず。やってみて下さい。

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