短縮形のレッスン時、「ネイティヴの普通の会話では、省略できるものはほとんど短縮形を使います」とお話しています。本当はもっと詳しくご説明したいのですが、レッスン中は生徒さんの練習時間も大切ですので、このブログで短縮形についてのビデオをご紹介することにしました。
9分25秒くらいから始まる、短縮形を使わないとネイティヴらしく聞こえないだけではなく、人間らしくも聞こえないという部分は結構面白いと思います。
ビデオの内容をリストにしましたので、参考にして下さい。
イギリス・アメリカ英語などのアクセントや年齢に関係なく、会話では短縮形を頻繁に使う
it’sが一番頻繁に使われる短縮形で、that’s, there’s, you’re, we’re, they’reも多く、ネイティヴはcannotよりcan’tを使う場合が圧倒的に多いNeg: don’t, can’t, wasn’t, haven’t, won’t, wouldn't, couldn't, shouldn't, など
Aux: it’s, that’s, what’s, who’s, where’s, I’m, you’re, I’ve, I’ll,I’d, we’d, she’d, など
Auxはストレスがない、Negはストレスがある 例:I’ve started, but I haven’t finished.
Auxは1音節、Negは2音節
シェイクスピア時代の短縮形について
it’s not かit isn’tか? ネイティヴは、
isn’t より‘s not
aren’t より‘re not
‘v not より haven’t
‘d not より hadn’t
‘d not よりwouldn’t
‘ll not よりwon’t をよく使う
疑問文では、isn’t やaren’tを使う場合が多い
短縮形を使わないのはいつか?
Auxを文章の最後に言う時
強調したい時
短縮形はインフォーマルというわけではない
Queenの例:don’t, weren't, it’s
Prince Williamの例:wouldn’t, didn’t, that’s, we’re
Churchillの(少し古い)例:短縮形が少ない
Boris Johnsonの(現代の)例:we’re, we’ll, don’t, it’s, that’s
アカデミックライティングなど、非常にフォーマルな文章を書く時には短縮形は使われないが、文章でもパーソナルな感じを出す場合は使う
9:25 短縮形をあまり使わない場合=ネイティヴではない
短縮形を使わないと、冷たく感情を表さない感じに聞こえるので、映画などではロボットや宇宙人は短縮形を使わない
スター・トレックのあるキャラクターは、ユーモアと短縮形を使わないということで人間に聞こえない
「この状況はカジュアルだから短縮形を使ってもいいかな?」と考えるより、「この状況はフォーマルで冷たい感じを出したいから短縮形を使わないでおこうかな?」と考える(それくらい、短縮形が普通)
自分で短縮形を使うことでリスニング向上にもつがなりますし、自然な英語にも聞こえます。慣れるまでは言いにくいかもしれませんが、英語力アップにもつながる短縮形、使わない手はないです。
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