面白いビデオ、参考になるビデオ
BBC How to pronounce 'H'
同じ単語でも、人によって発音が違うものがあります。イギリス人は’H'を/heɪtʃ/と発音する人も多いので、そう発音するようにしていると言う方もいらっしゃいますが、RPでは/eɪtʃ/と発音します。
このビデオ、’H'の発音については一番最後に出てきます。
Cockney Accent
Cockneyの発音方法についてすぐ観たい場合は、41秒くらいから始まります。でも、真似しないでください。
49秒:シュワ
1分11秒:Hの扱い
1分40秒:Dark Lの発音
2分2秒:Glottal Stop
2分50秒:th soundsの発音
4分6秒:二重母音
4分53秒:myはme
などなど・・・
th-sounds - どれくらい舌を出す?
David Bowie - Heroes
33秒くらいから、'Though nothing, nothing will keep us together'という歌詞が始まり、上記の濃い部分でペロッと舌を出します。
冠詞の'a'のStrong form
Adele - Rolling in the Deep
この歌の始めに、There's /eI/ fire...と冠詞の「a」をStrong formで歌っています。
普通、Weak formの単語が歌詞にある時は、短い音符になりますが、メロディーが先に出来たせいなのか?冠詞が強く発音する音符に来ている為、Strong form で/eI/と発音して歌うしかない・・・。
三重母音 (テキストP46、音節2番:'tired')
The Guardian: The secrets of the posh accent
実際に観て頂きたいのは、ここに載せているビデオではなく以下のリンクのものです:
The secrets of the posh accent
上記のリンクでご覧いただけるビデオ、The Riot Clubという映画(オックスフォード大学の上流階級でポッシュな学生達が主人公)のプロモーションも兼ねたもので、15秒くらいから、Received Pronunciation (RP)とUpper RPの違いについての話題になり、22秒くらいから三重母音(triphthong)の話が始まります。
ここに載せた The Riot Clubのトレーラーも、ご覧頂くとポッシュな感じも伝わってくると思います。
発音する時には三重母音を使う方が良いと思いますが、リスニングでは、相手がどんな発音をするか分からないので、出来るだけ色々な発音に慣れる様にするといいと思います。
ourの発音
Madness − Our House /ɑː haʊs/
このビデオで何回「Our」という単語が出て来るでしょう?
That'll do
(テキストP59、1番、’This'll do’ のThat 版)
The Coral − Simon Diamond
1分50秒くらいから 'That'll do.'と連発します。
Wouldの意味
Simon & Garfunkel − El Condor Pasa (If I Could)
今、wouldについてのブログを書いて思い出したのがこの曲。
♬ I'd rather be a sparrow than a snail. Yes, I would. If I could I surely would. とういう歌詞で始まります。
’I'd rather be a sparrow than a snail’ には 'if I had a choice.' のような意味がかくされている仮定法過去で、そんな事あり得ないけど、もしあったら・・・という感じ。wouldについては 'I'd do that.' というタイトルのブログをご覧ください。
口の形
David Bowie − Life on Mars
38秒 'But the film is a saddening bore' の ’bore' /ɔː/の口
1分10秒 'Lawman...' の manの部分の/æ/の口
1分23秒 ’Is there life on Mars?' の ’Mars' /ɑː/の口
1分48秒 ’It’s on America's...' の 'America' /ə/ の口
はじめと最後の ’a’ が両方シュワの発音です。'me' の部分はしっかり口を開けていますが、シュワの部分、特に最後のシュワは 'ri' を発音したまま口の形をほとんど変えずに 'ca' の発音をしています。
このビデオは他にも参考になる口の形が沢山あります。探してみて下さい。
Holidayの発音
Scouting for Girls − I need a holiday
46秒から、’I need a holiday'という歌詞が始まります。メインで歌っている人は/ˈhɒlədeɪ/と発音し、バックで歌っている人は、/ˈhɒlɪdeɪ/と言っています。私の辞書には両方の発音が載っていますが、辞書によっては、/ˈhɒlədeɪ/のみ載っているものもあります。
We're all (テキストP55、4番目)
Cheap Trick − Surrender
3分51秒くらいから、コーラスで ’We're all all right /wiərɔːlɔːlraɪt/ と歌い始めます。We're all all right が全てつながり「We're ローローライト」の様に聞えると思います。
中学時代、私はこのCheap Trickをよく聴いていて、英語の授業が大嫌いだったその頃から、意味もわからず ’We're all all right' とよく一緒に歌っていました。そのおかげで、この表現のリスニングは中学時代からバッチリ!
'I think you ought to leave'
David Dimbleby − Question Time( BBC One)
レッスン中、’ought to' が入った文章が出てきた時、あまりおなじみな表現ではないとおっしゃる方が多いのですが、たまたま昨夜(22 June 2017) テレビを観ていたらこの表現が出てきたので、早速ご紹介します。
あまり楽しい場面で使われている例ではないのですが、観客に出て行ってもらうというのも、日本ではあり得ないのでは?と思いましたのでご紹介することにしました。
Hank Marvin
Mattessons のCM - You Must be Hank Marvin
このCMでは、学校が終わり下校時にみんなギターをもってHank Marvin(1960年台後半から70年台に活躍し、今も活動中のギターリスト)のような服装やヘアスタイルをしています。
そのうちの一人が家に帰り、お母さんが「You must be Hank Marvin.」と言って、冷蔵庫からMattessonsというスナックを取り出して、男の子がそれを食べた瞬間、Hank Marvinではなくなるという結果です。
これは、この学生達がHank Marvinの格好をしている事と、Hank Marvin
がコックニー・スラングで 'starving' (お腹ペコペコ)の意味だと言うことを知っていて、「You must be Hank Marvin.」の意味が分からないと、
全く何を言いたいコマーシャルか分からないと思います。
時々生徒さんから、単語は全部聞こえているし前後関係も分かっているのに、ある文章の意味が分からない事があるとお聞きしますが、このCMの例のように、文化や有名人の事などにもついて知らないので、意味が分からないという場合もあるはずです。
いくら日本語がペラペラなイギリス人でも、ドラえもんを知らなければ、「どこでもドア欲しいよね。」と日本人が会話内で言ってもきっと意味が分からないのと近いでしょうか?