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THの発音:どうして舌をだすの?

Updated: Oct 19, 2023


このミュージック・ビデオの33秒くらいから、'Though nothing, nothing will keep us together'という歌詞が始まり、上記の濃い部分でペロッと舌を出します。横顔なのでどれくらい舌を出しているかよく見えます。

スペリングがTHの場合、このビデオで発音しているように、無声音/θ/か有声音/ð/で発音する場合がほとんどで、どちらも日本語にない音です。

発音方法ですが、「舌を少し出して上下の歯で挟んで息をはく」というような説明が多いと思います。正しいのですが、それだけだとまだ間違えた発音をしてしまう可能性があるので、次の2点にも気をつけて下さい。


1. 息が出る場所に注意


重要なのは、息がどこから出ているかです。舌を歯で挟む理由は、舌と上の前歯の間のすき間から息をだして発音するためなので、いくら舌を挟ん息をはいても、他の所(口の両脇のすき間など)から息が出ていると、THの音にはなりません。


どこから息が出ているか確認するために、発音する時、息をはかずに吸い込んでみて下さい。舌の上(上の歯が触れているあたりから少し奥にかけて)が冷たく感じれば、そこが息の通り道で、この場合、正しいTHの音が出ているはずです。集中した感じで息が出るので、そのまま茶を冷ますつもりで思いっきり息をはいて発音します。


/s/と/z/の発音で息を吸っても舌の上が冷たくなるので、舌を歯で挟んでいる事も確認して下さい。


もし、ほっぺの裏側(舌の奥の方の両側面のあたり)が冷たい場合、そこが空気の通り道なので、THの音ではなくなり、何かをすすっているような音になったりします。もこれは、舌と口の間(両端)にすき間があるからで、THの音より息の勢いも弱めというか広い範囲から息がでます。これだと、お茶を冷ますのにはあまりむいていないかな?とも思います。


2.  確認する点


THの音ができていない場合、次のどちらかの音で発音している場合がほとんどです:


· /s/か/z/で発音している

· /t/か/d/で発音している


「舌を出して上下の歯で挟んで息を吐く」THの発音の、前半(舌を出して上下の葉で挟む)ができていない場合、/s/や/z/になり、後半(息を吐く)が上手くできていない場合/t/や/d/になります。


/s/と/z/は、THの発音と同じようにすき間から息を出す音なので、息の出しかたはそのままで、舌をだす事に注意することで改善できます(上記1番のどこから息が出ているかも確認要)。


また、いくら舌を出しても、急に上の歯を舌からはなして発音してしまうと、すき間から空気がでる時間がほとんどなく、/t/か/d/のような音になります。しつこいようですが、THの音は息がすき間から出るので、息が続く限りこの音を出し続けることができます。でも、すぐに歯を舌から離すと瞬間的な音(/t/や/d/のような破裂音)になります。


まとめると


1. 舌を出して上下の歯で挟む

(舌ので方はほんの少しでも良いですが、練習時は大げさめに出す事をお勧めます)

2. 舌を歯で挟んだまま息をはく

3. 舌と上の歯のすき間から息が出ていることを確認する


また、ここでは、無声音/θ/と有声音/ð/の違いには触れませんでした。とても簡単に言うと、有声音/ð/は歯と舌が触れているあたりでバイブレーションを感じます。ミツバチかなにかがそのあたりにいる感じです。無声音と有声音の違いについては、別の機会に詳しくご紹介する予定です。


練習用にTHの音を散りばめた文章を「f/v、θ/ðの発音練習」というタイトルのブログの後半でご紹介しています。是非ご利用ください!


ちなみに、スペリングがTHでも、普通THの音と言われる/θ/や/ð/で発音しない場合もあります(例:the Thames /ðə temz/テムズ川, Thomas /ˈtɒməs/人の名前のトーマスなど)。

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